先日自由民主党・山口市議会議員の湊先生御夫婦、地元ボランティアさん、西本さん、私共は下関市の動物愛護管理センターにまいりました。所長さん、獣医さんにお会いし、いろいろ説明を受け、またセンター内のご案内もいただきましたのでご紹介致します。

建物の入り口に併設されているドッグラン

内部に入るとは天井高で梁が素晴らしいアクセント、圧迫感がない構造でした。入ると子供さんたちが帰るところでした。
左入り口を入るとロビー、左奥が職員室

ロビーの里親募集コーナー

広い研修室で所長さん、獣医さんからの説明を受けました。

殺処分率が全国でワースト第1位に入ること、未だ飼い主のいない猫以下野良猫避妊去勢手術の事業 はされていないこと、直近で3人の獣医が辞め、未だ補てんのめどが立っていないこと、2名の獣医、職員が毎年の狂犬病接種や年間300件の苦情処理に追われ忙殺されているとのこと。その解決策であり有効な避妊・去勢手術のお話はありませんでした。獣医師が獣医療にもっとかかわって、専門職に専念できる環境が望ましいことです。

獣医師会ではセンターでの避妊・去勢手術に対してどのようなご協力をいただけるか、またセンター内部での獣医の確保次第で内部獣医の、避妊・去勢手術が可能となることから、獣医の離職を防ぎ応募のあるような魅力ある職場にすることがセンター運営の鍵を握ると思います。

直近で3名もの獣医が続々やめるのは普通では考えずらく、よほど内部の運営方法に問題があると思え、職場環境を改善しなければ獣医の離職の問題は解決しません。獣医師を確保するには、如何に彼らに働きがいのある職場を提供できるかにかかっております。獣医の仕事が殺処分・ガス室のボタンを押すだけでなく、専門職を生かす避妊・去勢手術により不幸な命を生み出さない、殺処分数も減らし愛護に貢献する職場ともなれば獣医、職員にとって希望が持てる職場になり、獣医の離職も防げるはずです。心ある獣医、また職員が離職しては運営上なりたたない職場ですし人的損失です。

当センターで世界一の超高額な殺処分機でガス回収ができ環境保全対応型でもあるようだが、なぜそこまで高性能な機械がもとめられたのか、そこではなぜ多数の犬猫がガス室に送りこまれるのか、原因はなにか?動物愛護管理センターは 殺処分・ガス室ありきなら愛護法の趣旨にも反するし、このままの運営では獣医の離職が多い負のスパイラルからぬけだせないに違いない。まずは不幸の連鎖を止めるため殺処分を減らし、年間300件の苦情解決のためには避妊去勢手術が必須となります

そのためには動物愛護センターでは税金を正しく有効に使う責務があるし、税金の使途については民営以上に県民は注視して見守らねばなりません。

ここでは管理棟と愛護棟に2分されている。
管理棟は主に焼却室、殺処分室
 

当センターでは、世界一の初めて吸入麻酔剤リサイクルシステムで超々高額の費用をかけた設備を導入しております。この致死方法は安楽死ではありません。すぐそばに焼却室。

愛護棟はロビーの右側、ロビーの広いスペースに里親募集の写真が多数貼ってありました。その猫舎にお見合い室が併設されており、それに沿ってネコ舎がいくつもの部屋に分かれドア越しにも見れます。周辺にはグルーミング室、図書コーナー等。

その左側は処置室・レントゲン室

広い処置室には1台の診察台と麻酔器を備え有効利用されているとはいいがたい広さで診察台3台は置けるスペース、十分に避妊・去勢手術ができ利用をまってます。

殺処分から、避妊・去勢手術に舵をきりませんか?
獣医を含め公務員は失敗を恐れず能動的に活動してほしい。失敗は次に生かせばよいこと、
職員だけは変わり続け、内容は受け継がれるだけ。これでは昔の儘の現状維持が現在、未来まで続くだけでもう若い人には納得通用しません。

動物愛護管理センターはこの愛護法の趣旨にもとずいて運営されねばなりません。

動物愛護法【この法律は動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取り扱いその他どうぶつ愛護に関する事項を定め、愛護する気風を将来し生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養、友愛―人と動物の共生する社会の実現を図る―】

この素晴らしい動物愛護管理センターが日本で殺処分率ワースト第1位からベスト第1位になることを願ってやみません。
長時間所長さん、獣医さん方ありがとうございました。

動物愛護センターにつく前に、【財】ネコイコネの助成金を使うボランティアさんが利用される空港通りペットクリニック様、下関市獣医師会、会長の山中院長様にご挨拶できました、お時間いただきありがとうございました。
 

MISSION STATEMENT
To lead the way toward a compassionate and caring community for all animals.
OUR VISION
Companion animals reside in loving homes. Communities respectfully coexist with wildlife.