仏、ペット店で犬猫販売禁止へ動物愛護で2024年から

フランスのマクロン大統領(AP)

フランス上院は18日、動物愛護に関する法改正案を賛成多数で可決した。動物の福祉や衝動買い防止の観点から、犬と猫はペットショップでの販売を2024年から禁止する。マクロン大統領が近く署名し、施行される。
犬や猫を飼う場合、保護団体や個人からの譲渡、ブリーダーからの直接購入となる。また、法改正によって施設でのイルカやシャチのショーを26年から、移動型サーカスでの野生動物の利用を28年から、それぞれ禁止する。
ペットショップでは子犬や子猫が主に販売されているが、親離れが早過ぎる場合が多く、成育に悪影響を及ぼして結果的に飼育放棄につながる恐れも指摘されている。ウサギや魚などは引き続き販売できるが、衝動買いを招かないようショーウインドーに陳列することは禁止する。
フランスのメディアによると、フランスでは2人に1人程度がペットと暮らすが、毎年約10万匹が捨てられているという。(共同)
https://www.sankei.com/article/20211119-PJ2RZP6CHBIMHHQPKBOJZI5NPQ/
(2021.11.19 産経新聞より)

コメント

フランスは日本より速いペースで動物愛護が進んでる気がします。愛護団体の力が大きいのと良識のある議員さん方が行政の背中を押したのでしょう。これからは多くの方が保護犬猫を里親に迎え入れられる契機になることを期待したいところです。しかしネット販売がありますのでさらに犬猫を購入することについて新たな問題が生じると思っています。

純血種を飼いたいなら、きちんとしたブリーダーから現物を見て犬猫を買いましょう。ネットでは衝動買いになりやすいし、現物を見ないと実際と現物のイメージが違うなどいろいろな問題が生じることが予測できます。

ただ、この第1歩は大きな進歩です。消費者がもう少し勉強をすれば犬猫のため、ひいては購入者のためになるはずです。ペットショプ販売から単にネット販売に移行しただけにならないように注意していかねばならないでしょう。犬猫は一生付き合う家族ですから。

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